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府中駅前
カレー屋になった南口

京王線府中駅北口今昔比較
【府中駅北口 '86年/'03年】
当時すでに多くの橋脚が立ち並び、旧駅舎も取り壊し寸前であった。同じころ京王八王子でも地下化が始まっていた。定点は高架下道路となってしまたため撮影を断念、歩行者デッキからの撮影となった。


東京都府中市。その歴史は古く、遠く大化の改新までさかのぼるという。現在府中市は東芝・NECなどの巨大工場、競馬場・競艇場などの娯楽施設が集まり、その税収恩恵で市政は潤っていると言ってよい。これは街中に設置された公衆便所やきめ細かな廃品収集などにも表れている。しかしそのかたわら府中駅南北は駅により分断、広場もない南口は老朽化した商店街で埋め尽くされ、車で乗りつけることもできず活気を失いかけていた。
この現状を解決するために1970年ころ南口再開発案が浮上、1980年には分断解消を目的として駅の高架化が決定した。やがて1991年ついに電車は高いところに持ち上げられ、過密商店街には南北道路により風穴があいた。そして1996年伊勢丹まで進出するに至ったのである。東京都の地理的中心である府中。今後は南北一体となった街づくりで周囲をリードしてゆくことだろう。

京王線府中駅南口今昔比較
【府中駅南口 '86年/'03年】
とにかく狭い南口。現在は右手に南北道路ができ、改札口は高架上に移された。このため旧駅舎のあった土地は現在カレー屋として再利用されている。変わっていないのはマンホールのフタくらいか…(^^?


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