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東京都旧都庁舎
跡地にできた新名所
旧都庁舎今昔比較
 【旧都庁 '89年 及び東京国際フォーラム'03年】
(画像にマウスポインタをのせて下さい)
地下では京葉線の建設が進められ、地上では都庁新宿移転が決まっていた。バス停の名前は「都庁前」から「東京国際フォーラム」に変わり、同施設は総ガラス張りの建物と窓のない建物のユニークな組み合わせでデビューした。


東京都民であれば新宿の都庁ビルを知らぬ者はいないだろう。東京タワーと並ぶ東京のシンボルだからだ。しかし少し前の都庁となるとどうだろう。ビルの姿はもちろん、有楽町駅前にあったことすら知らない人もいるかもしれない。写真をご覧いただこう。中央ギリシャ風建築は日赤、その他背後のビル群が旧都庁舎である。中央の黒い建物が第一本庁舎でその左右のビルも都庁舎、さらにその陰にも山手線をまたいで古い建物が分立すること計10棟ほど。確かに新都庁舎に比べると記憶に残りづらいかもしれない。都庁がここに設置されたのは明治27年(当時は府庁)。以来96年間の永きにわたり都政をつかさどってきたが、施設の老朽化と建物分散による非効率性、現代のOA化に対応するため新宿移転が決定、ついに平成3年この地を離れることとなった。
その後旧都庁跡地にはガラス張りの建造物をそなえた東京国際フォーラムが登場、国際的文化交流の場となるとともに東京の新名所となった。



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