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京王八王子駅
多摩地区唯一の地下ホーム
京王八王子駅今昔比較
【京王八王子駅 '86年/'03年】
鉄道のない八王子北部を網の目のように結ぶバス路線のほとんどは、ここ京王八王子駅を起点とする。駅前広場にビルが建ったためやや後ろからの撮影となった。



八王子市第2の玄関口、京王八王子駅。京王線は本来、新宿と八王子を結ぶ目的で建設されたもので、京王の"王"は八王子の王に由来する。かつて東八王子と呼ばれていた時代もあったが、その後京王八王子に改められた。東京西部に位置する八王子市は奥多摩町に次ぐ面積をもち、住宅や教育施設の増加が著しいものの北部には全く鉄道がない。このため必然的に人の流れはJR及び京王八王子駅へと集中する。京王八王子駅のホームは両端が道路にはさまれているため8両列車しか入れず、毎回高幡不動にて連結作業を余儀なくされていた。このため同駅ホームを地下化・延長し、輸送力を増強させるといった案が浮上したのである。
着工より数年を経て'89年4月2日ついに地上線ホームはその役目を終え、列車発着は地下ホームへと移行した。木造駅舎はデパートに姿を変え、旧ホーム跡地には大型バスターミナルが完成、ロータリーの反対側にも駅入口が新設されるなど、大幅に利便性が向上した。八王子市民としてはいっそこのまま甲州街道の地下を走り、サマーランドあたりまで延伸してもらいたいものであるが、やはりかなわぬ夢なのであろう。


京王八王子駅地上時代のホーム
【京王八王子駅地上時代のホーム】


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